東京都の児童相談所電話対応にAIが導入

東京都の江戸川区児童相談所が業務の効率化を目的に、AI(人工知能)を活用して電話の通話音声をリアルタイムで文字に起こすシステムが導入される。虐待通告、保護者や他機関との連絡など1日約300件もある電話対応の向上とともに、その後の記録作成の効率化がねらいとのこと。江戸川区児相によると、児相が業務の効率化のためにAIを実践的に導入するのは全国初という。

1日に300件以上もあるという電話対応に驚きである。その中からどのようにして必要性のあるSOS発信を受け取ることができるのかが鍵となると感じる。地方と都会とでは件数や対応の方法、職員数まで全く違う環境であることが予想される。

今年3月には福岡で37歳の母親と11歳、7歳、2歳の3人の兄弟が死亡する事件があった。また6月には前橋市で小学生男児2名が母親に刺され死亡する時間もあった。いち早く児童相談所が対応し介入する対応が求められるが、現場の職員には高度な知識と救急対応の必要性を即時判断できる力量が必要となる。そのような過酷な環境の中でAIを導入するということは、とても前向きな取り組みであると感じる。今後もAIを活用したシステムを幅広く導入して、一人でも多くの児童を救う手立てとなれば幸いである。

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